子どもは大人よりも見逃されやすいので注意

親だけでは限界がある

窓

年齢や症状などに合わせて受診を

基本的に精神症状が強い場合には、精神科を受診するのが基本です。抑うつ気分や不眠、学校を休みたがる傾向にある場合は、精神科を優先します。ただし、18歳以下かそれ以上かで受診年齢を区切っている医療機関もなかにはあります。小学生で鬱病が疑われる場合には、児童精神科や思春期外来、小児科なども視野に入れて病院を探していくことが大事です。また、小学生の鬱病の場合、頭痛や腹痛などの身体症状が強く出ていることも多いため、内科的な疾患が隠れていないかを調べるために、まずはかかりつけ医を受診することも大切になります。不調の原因が、鬱病など精神的なものかどうかわからない場合も、普段から診てもらっているかかりつけ医に、まずは診断してもらうことが賢明です。そして、医療機関を探す際には、カウンセリングのみなのか、健康保険の適用はどうなっているのか、薬物療法に対する考え方など、治療方針に関しても事前に確認しておくと安心です。基本的に予約制のところがほとんどですが、症状が重く、家族でも対処しきれないほどの場合は、状況を説明することで優先的に受診できたり、他の医療機関を紹介してもらえたりすることもあります。そのため、症状などの説明ができるようにしておくことも大事です。

自分の子どもが鬱病かもしれない、あるいはそう診断されてしまった場合、悩んだり、落ち込んでしまうことも多いでしょう。しかし、子どもが安心して暮らし、回復させるためには、やはり専門医の協力が欠かせません。鬱病の発症の要因の中には、育て方や家庭環境などが含まれることもありますが、それだけが原因ではないので、落ち込まずに対処することが大事です。小学生の子どもに精神科を受診させることに抵抗がある親御さんも多いですが、小学生の鬱病は、発達障害やパニック障害などの別の精神疾患との関係性も深く、背景にある疾患へ対応や家族や学校の問題も解決していかなければよい方向に進んでいきません。親だけで対処するには限界がありますので、専門医や専門外来、専門機関に頼ることは、早期回復のためにも必要なことです。医療機関を受診することは、何の病気かをはっきりさせ、その治療法を確定させることにつながります。加えて、子どものために何ができるのか、本人が問題なく過ごすことがどうしたらできるようになるのかがわかるようになります。

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